自宅からの徒歩圏内のスポットの紹介を続けます。
今回は大井町駅付近を散歩して見つけたお寺と神社です。
東光寺
大井町駅から西へ延びる立会道路と三間道路との間に位置する東光寺には、七福神のうちの毘沙門天が祀られています。
入口は少々わかりにくいですが、住宅街の奥まった所に山門があります。
本堂も静かな佇まいです。
ここは天台宗のお寺で1534年に創建され、500年近くの歴史があります。そして現在の本堂は1813年に建てられており、300年の歴史があるのです。
当寺は比叡山延暦寺の末寺にて久遠山不動院東光寺と称し開山は天文13年(1534)什仙上人により創建された寺である。古くは大井から荏原へ通じる道筋にあり近くに立会川が流れ、のどかな風情が漂っていた。現在の本堂は文化10年(1813)に浄権大僧都の再建せるものである。
引用元: 天台宗東京教区 公式サイト > 寺院紹介 > 久遠山不動院 東光寺
毘沙門天
本堂の前には毘沙門天が祀られていました。
毘沙門天と聞くと戦国武将の上杉謙信が信仰した戦の神様のイメージを私は持っていましたが、今回このお寺を訪ねるにあたり改めて調べたら、もともとは開運厄除けと財宝をもたらす神様を表すものだということを知ることができました。
旧町名
山門のすぐ脇の看板に住所の由来が明記されていました。
それによると、昭和7年(1932年)に東京市になる前は、この付近は下蛇窪(しもへびくぼ)と呼ばれていたことが分かります。
現在の住所「東京都品川区二葉1丁目14−16」でのグーグル地図は次のとおりです。
上神明天祖神社
東光寺の北側を通る「三間通り」を西へ進みます。
横須賀線の西大井駅を越すと、三間通りの右側に神社が見えてきます。
神社の前の街灯は白蛇が物をくわえているように見えます。
そして鳥居に掲げられた額は「蛇窪神社」です。
この神社は通称が「蛇窪神社(へびくぼじんじゃ)」で正式名称は「天祖神社(てんそじんじゃ)」です。鎌倉時代の西暦1323年頃に創建され約800年の歴史を誇る神社です。この付近はかつて蛇窪と呼ばれていたことが神社の通称に残っているのです。
鳥居の横の石柱には正式名称の天祖神社が彫られています。
手水所のコロナ対策
本殿の前の手水所はコロナウイルス対策で水が抜かれ、替わりにアルコール消毒液が用意されていました。これも御時世です。
弁財天
この神社には、七福神の一つである弁財天が祀られていることを示す看板も入口近くにあります。弁財天とは「愛情と智慧を授け、富貴開運をもたらす神」であることも示されています。
弁財天の祠と白蛇の像は、本殿の右奥です。
しかし、残念ながら工事中で非公開でした。
年内には工事は完成する予定とのことです。
地図は以下のとおりです。
おわりに
外出自粛要請の折、公共交通の使用は慎みますが、健康維持のための自宅付近で人混みを避けた散歩は続ける予定です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。